サブカルチャーの中にもあるクラシック音楽

ポピュラー文化に見られるクラシック音楽

何気なくつけているテレビでもクラシック音楽は使われています。番組の演出で効果音的に使われることが多いのはベートーベンの「交響曲第五番」の一節です。バラエティやコメディなどでショックを受けた様子をとてもよく表現しているフレーズです。ベートーベン自身、この曲を作ったきっかけが大変ショックな出来事がもとになっているということがうなずけます。
ポップアーティストがクラシック音楽を歌詞つきでカバーしていることもよくあります。ヨハン・セバスチャン・バッハの「小フーガト短調」や、グスターヴ・ホルストの「惑星」の中の「木星」は日本のアーティストがカバーし大ヒットしたものの代表格ですね。キャッチ―で親しみやすい曲の元となっているのが実は偉大なクラシック作曲家の作品だった、なんて信じられませんよね。

学校行事での用途

クラシック音楽がよく使われているのは何と言っても、学校なのではないでしょうか。小学校の頃、徒競走でやけに追い立てられるようなBGMがかかっていた記憶のある人もいると思います。あの曲はオッフェンバックの「天国と地獄」という曲なのです。スピード感のあるメロディーはまさに運動会のためだけに生み出されたのではないかという印象を与えますが、本当は150年以上前の歌劇「地獄のオルフェ」の序曲第三部だったのです。
卒業式もクラシック音楽がよく用いられます。卒業生が入場するとき、弦楽器のもの悲しいメロディーが流れて想い出がよみがえって目がうるんでしまいます。パッフェルベルの「カノン」やヴィヴァルディの「四季」は卒業生が旅だっていく様子を表すのとともに、粛々とした式にふさわしい曲ですよね。
音楽の授業以外でもクラシック音楽はたくさん使われており、学校生活の節目を象徴する重要な役割を担っているのです。